【新唐人2010年8月25日付ニュース】最近、中国では食用のザリガニを食べて体調不良を訴えるケースが多発しています。深刻な場合だと腎臓の機能さえ低下するそうです。これは、ザリガニを洗う際に使った洗い粉が招いたといわれます。
近年、ザリガニは中国で大人気。北京では激辛炒め、武漢ではえび団子。江蘇省では、生姜やニンニクなど、13種の香味料を使って料理をします。
しかし最近、問題が続発。21歳の女性とその母親は、ザリガニを食べた数時間後、全身のだるさや呼吸困難、嘔吐などを訴えました。医者から「横紋筋融解症」と、診断されました。こん睡状態に陥り、集中治療室に送られた人もいます。
ザリガニの学名はアメリカザリガニ。アメリカ原産で、第2次世界大戦期に日本から中国に入ってきました。繁殖力が強い雑食です。
養殖の際は、えさとなるプランクトンを増やすために、糞便をよく使うのでザリガニの体は汚れているそうです。そこで、専用の洗い粉を使って洗います。成分は工業用の強酸、シュウ酸だといわれますが、シュウ酸はカルシウムと結びつけば、結石ができて腎機能を破壊します。
医者によると、洗い粉で洗ったザリガニはきれいで光沢があるものの、ハサミが少ないそうです。ハサミの少なめなザリガニは要注意だと忠告します。
新唐人記者がお送りしました。
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